自動車保険 「車両保険」ついていますか?

三重県四日市市で、9月12日に市内で1時間に123.5ミリを観測した記録的な大雨の影響で、近鉄四日市駅前の地下駐車場は地下1階と2階が水没しました。

駐車場には地下1階部分だけでおよそ180台の車が残されていますが、三重河川国道事務所によりますと、9/16午後にも排水作業が終わる見通しの地下2階には、さらに100台ほどの車があるということです。

想定をはるかに超える豪雨による車の水没被害。補償はどうなるのでしょうか?

自動車保険には自賠責保険と任意保険があります。

自賠責保険は強制保険として自動車を使用する際に契約が義務付けられているものです。

自動車事故により歩行者、自動車の同乗者、他の自動車の搭乗者を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負った場合に自賠責保険から、保険金が支払われます。

運転者自身が死傷した場合や自分の車に対する補償、他人の財物に対する補償はありません。

なので、今回の水没被害では、自賠責保険は補償対象となりません。

任意保険に入っている場合、車両保険(へ加入していること)により、損害の填補(てんぽ)がなされ、契約時の保険金額の範囲内で補償がされます。

今回の水没事故の場合、自動車の任意保険に加入しており、車両保険への加入があれば、補償されます。

損害保険料率算出機構によると、車両保険の加入率は全体の47.2%のため、今回のケースで自動車保険には入っているけども、車両保険の加入がなく補償を受けられない人が多く出る可能性があります。

熊本、霧島でも先月大雨がありました。

ぜひ、ご加入の自動車保険、「車両保険」がついているか、ご確認くださいませ。

また、なにかご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。